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架空創造地図描画日記2019[No.6384]

 創作系Webサイト「Simulation Country GAPAN 月本國」は、開国以来続いた現代和風RPG開発メインから、架空国家創造と架空地図描画メインへと移行することになった。スタートダッシュに失敗して実にパッとしない切替となったが、かくいうわけで月本全図のリメイク作業はようやく再開である。尚、現代和風RPG「月影の駅」Ver2(2019年リメイク版)の情報は今まで通り、公式サイトとブログの過去ログに残しておく。又、2D-RPG向け各種素材も放置しておくので、今まで通り必要に応じて訪問して頂きたい。
 さて、長い間中断していた地図ファイルを久し振りにGIMPで起動してみた。相変わらずフォントの読み込み時間が長いこと…。短縮するヒントは色々あるようだが、色々試してみてもどうにもうまくいかない。今は地形設定のドット打ちだけなので文字入力は不要だから、いっそのこと読み込まないようにしてしまおうか…。そんなことを考えているうちに、静かにドット打ちが再開されたのだった。

架空創造地図描画日記2019[No.6385]

 作業中の月本國全図の規格を改めておさらいすると、1px=100mの縮尺で、最終的には500px四方にグリッド分割した200枚以上の陸地を含む地図を並べる。とはいえ、作業段階から個別に分割してしまうと、隣接するマップとの整合が図れない。よって、地方ごとを目安にして、大雑把に分割して作業している。
 そして、数年前から試行錯誤を繰り返しながら地味に続いているのが、地形設定である。具体的な内容は、1pxごとにその場所の標高を100m刻みで色分けするという地味ドット打ちである。だが、簡単なようで案外難しく、作業量はとてつもなく膨大なので、最初のうちはなかなかうまくいかずに数回やり直したのであった。
 作業中の配色は、隣接する標高が目立つようにカラフルに塗っている。これらは等高線と同様なので、隣接する色は常に同じで交わることも無い。作業が終われば茶色系のグラデーションに置き換えることで、立体感のある地図に仕上がる…というわけである。

架空創造地図描画日記2019[No.6386]

 長期中断前にずっと解決できずに、進行を遅らせていたことがあった。それは実在の地図と比較しながら作業ができなかったことである。もちろん地形もろとも完璧にパクるわけではないが、見本となるものが無ければ現実離れした地図に仕上がってしまう。いやそもそも架空地図なので何でもアリなのだが、現代和風の架空世界はその辺の加減が難しいのは毎度のことである。
 …で、長期中断を経て再開した現在はどうなのか?遂に実在の地図を作業中の画像とそっくりの状態に表示させる手段を確立した。ていうか何年も前から存在した手段と思われるが、その方法が見つけられなかっただけであろう。
 その方法だが、地形設定ということで、国土地理院のWebサイトで公開されている地図データをちょいと操作すればよい。具体的に説明するにはスクショがあるといいのだが、地図データは著作物なので、残念ながら簡単にはできそうにない。

架空創造地図描画日記2019[No.6387]

 初期の頃に地形を試作した地図を開いてみた。色を塗るとそれなりに綺麗に仕上がっているが、作業中の配色に塗り直してみたら、見るに堪えない愕然とする状態であった。まあ何というか、非現実的も甚だしい。首都:大都近郊だというのに2000~3000m級の山がいくつもそびえているではないか…。どれもこれも丼を裏返したかのように、形が綺麗に整い過ぎている。よくもまあ地図1枚分丸ごと塗り続けたことよ…。当然ながら全部没…と言いたいところだが、月本國最高峰の日月山だけはこのままでよしとしよう。
 かくして、現実的な配色とはいかなるものか?前述の地図データは国土地理院のHP(http://maps.gsi.go.jp/)で閲覧可能だが、そいつと比較すればよい。
 このサイトを開くと日本列島とその周辺が出る。左上の「情報」をクリックし、情報リストから「起伏を示した地図」→「自分で作る色別標高図」を選択する。そうすると設定ウィンドウが出て、標高と配色を自分で設定できるので、作業中の100m刻みの配色と全く同じ値を入力していけばよい。入力がすべて済んだら設定をファイルに保存しておけば、起動時に読み込むことですぐに閲覧できるようになる。

架空創造地図描画日記2019[No.6388]

 こうしてできた実在の地図の標高をざっと眺めているだけでも、今まで見えてなかったものがよく見えるものである。暇さえあればずっと眺めていたいぐらいだが、あまり時間も無いので、作業中に適度に参考にしている。
 例えば、川の流れが高い土地から低い土地へ向かうのは絶対的な法則である。標高0mの河口からさかのぼったとして、深い谷間をうねった奥に広大な盆地が開けている。かくして、海から遠く離れた内陸にある主要都市でも、標高は数百m程度しかないことが多い。
 一方、駅の標高をざっくり記憶していて、線路の勾配の向きで標高差は把握できていても、もっと広範囲の地形の波まで把握するのは難しい。標高が突然上がる箇所は例外無くトンネルになっているが、出入口の標高がほぼ同じだと、トンネル内は水平ということである。又、25‰の勾配だと、100m刻みの色分けでは線路の長さは4kmを要する。これより短い場合はもっと急な勾配というわけだが、30‰を超える急勾配はマイナーなローカル線に見られるものの、貨物列車の走る幹線にはほとんど見当たらないようである。

架空創造地図描画日記2019[No.6389]

 梅雨入りで雨ばかり続くと、晴れた日には外へ出たくなるものである。紫外線やら何やら有害な物質もあるらしいが、人間である以前に生物というのは、太陽の光を適度に浴びないと、必ずや心身のどこかがおかしくなる。何千mの深海に棲む生物や洞窟のモンスターの真似をしてはイカンのである。
 もっとも最近では、仕事が無くて雨が降っていなければ、大抵の場合外へ出ている。リアル世界の全国1741市区町村のコンプリートを目指して、地味に地図を塗りつぶしている。地元である埼玉県は大合併以前の92まで刻んでもコンプリート済みなので、徐々に県境を越えて勢力を拡大中である。
 関東近県にとどまっているのは、特に遠征の用事も無いという理由だが、まずは近場から徐々に遠くへということになったわけである。それにしても近場が塗りつぶされればスタート地点までの往復交通費も増えていくわけで、某有名RPGのルーラの呪文が欲しくなる。

架空創造地図描画日記2019[No.6390]

 週末はずっと雨予報なので、地図の描画に没頭できそうである。だけど最近は現実世界で100m未満の平地ばかり探索していたので、いざ標高を設定しようにもピンと来ないかもしれない。
 さて、関東平野のうち、標高100m未満の領域はどのくらいまで広がっているのか?地形図を先のオリジナル設定で色分けすれば一目瞭然だが、西から平塚・秦野・伊勢原・厚木・相模原市緑区・川崎市多摩区・立川・東村山・狭山・鳩山・嵐山・上里・高崎・伊勢崎・太田・足利・栃木・壬生・真岡・筑西・つくば・石岡・笠間・水戸・常陸大宮・常陸太田・東海…。ざっくりこんな感じだが、房総半島は南の方が小高くなっている。…で、一番内陸までえぐられているのはどこか?那珂川をさかのぼった栃木県那珂川町や、久慈川をさかのぼった茨城県大子町は、かなり奥の方まで100m未満になっているらしい。

架空創造地図描画日記2019[No.6391]

 国土地理院のWebサイト(http://maps.gsi.go.jp/)で公開されている地形図は、出典を明記しておけば、スクショの公開ぐらいは自由にできるらしい。それは実に有難いことである。文章だけでは記事が続かないので、今後はそれを引用しながら、先の方法で100m刻みで色塗りした画像を掲載しながら進めて行くことにする。実在の地形で特徴的なものがあれば、それを見本にしてオリジナルで描画しようと検討している。フリーハンドなので完璧にトレースすることは不可能なわけで、積極的に導入するのもアリだろう。
 早速一発目のスクショを用意しようとしたのだが、その前に色別の標高を示す見本が無ければ全く訳が分かるまい。てなわけで、そいつを用意しておいた。横軸が1000m刻み、縦軸が100m刻みなので、後は常識で判断願いたい。Webサイトでは全世界の地図が閲覧できるが、日本も月本も4000m以内に全域が収まるので、4000m以上以上の設定は不要だから単色にしてある。今後はこれを元に議論を進めるとする。

gapanmap_heightcolor.png

架空創造地図描画日記2019[No.6392]

 次に地形図の標高に色を付けるファイルを用意しておく。当局で設定したファイルを用意したので、まずはこれをどこかに保存されたし。
https://gepponkoku.nation.jp/monkasho/file/relief_allheight.txt
 これをNo.6387の要領で、左上の「情報」をクリックし、情報リストから「起伏を示した地図」→「自分で作る色別標高図」を選択する。こうして出たウィンドウの左上にあるアイコン「スタイルをファイルから読み込み」→「参照」をクリックし、上記のファイルを選択、「読み込み後地図に反映」のチェックを確認し、「ファイルを読み込む」をクリックする。地形図がカラフルに変化したら読み込み成功なので、「上記の内容で地図に反映」をクリックし、画面上に出ているウィンドウをすべて閉じればOKである。
 かくして、上記の設定が済んでいれば誰もが閲覧できるはずだが、一発目のスクショは日本を代表する富士山である。山頂付近がちょっと見づらいが、web上ではマウスのホイールや画面右下の+-ボタンで拡大/縮小が可能である。

japan_ss001.png

架空創造地図描画日記2019[No.6393]

 富士山の地形からどれだけの情報が得られるか?スクショは縮尺が小さいので、Webの地形図を閲覧して拡大すると、色々なものが見えてくるものである。
 まず富士山の形状は誰もが知る通り、茶碗をひっくり返したような綺麗な円錐状をしている。横から見ればそんな感じでも、地形図を見る限り北西~南東方向が若干緩やかな楕円である。山頂付近の傾斜は100~150m程度で100m上がるぐらい、てことは45度より少し緩めとなるが、そうは言っても転げ落ちるほどの急傾斜である。作業中の地図は1px=100mの縮尺だが、これに従うとなると均等に配色できないので、合理的に100mごとに1~2pxを交互に塗るようになるだろう。
 そして山頂付近をよく見ると、本当に茶碗をひっくり返したように中心がその周囲に比べて200mほど下がっている。これは噴火口がそれだけ窪んでいるというわけである。今まで地図の描画で窪地を設定したことは全く無かったが、火山の山頂は火口付近が窪地になっている場所はいくつも見つかっている。ならばそれに従うとしよう。
 この理論に従うならば、山は中心が最高地点に思われがちだが、火山はド真ん中よりその周囲の方が標高が高いということになるのか…。地形図を見る限りでは、日本最高地点である標高3776mの剣ヶ峰は、山頂の南西に位置しているらしい。3700m地点の"お鉢巡り"は、直径600mほどの円形ということである。

架空創造地図描画日記2019[No.6394]

 山頂付近は急傾斜だが、1500mぐらいまで下がると徐々に緩やかになる。静岡県側の裾野市と富士市の方向は、そのまま遮る丘も無く海岸へ向かって下りっ放しではないか…。なるほど、道理で海からでも綺麗な山が見えるわけである。
 御殿場は標高400m、富士吉田から河口湖は800mほどである。山中湖畔は1000m、青木ヶ原は900mほどか…。いずれも割と平坦な高原状だが、火山灰の堆積によってできたのだろう。本栖湖~富士宮にかけてと、忍野~山北にかけては険しい山地が連なっている。噴火が起きる前は、その手前までこのようなでこぼこの山地になっていたと思われる。
 そして月本國の日月山の設定に進むとしようか…。まずは山頂から海へ向かってまっすぐ下り続ける方向は無いのか?日月峠から新罰三へ向かって線路沿いに下り続ければ海へ達するものの、かなりうねり続けるので真っすぐとは言えない。よって、そういう場所は今まで考えたことは無かった。だが、海沿いからは難しいとはいえ、北東の日月町や加添市付近からは、100m未満から山頂へ向かってまっすぐ上りっ放しという傾斜になるらしい。3Dでシミュレーションでもしない限り判断は難しいが、恐らくこちら側から眺める日月山は非常に綺麗な形になるのではないか…?北側の柱市辺りは御殿場に近い標高で遮る山地も無いので、やはり綺麗な形に見えそうである。

架空創造地図描画日記2019[No.6395]

 次の画像は南アルプスの白根三山の地形である。白峰三山とも称されるようだが、地形図の表記は前者になっている。3000m超の三つの山が縦に並んでいるが、北から北岳・間ノ岳・農鳥岳と続く。そのうちの北岳が日本で2番目に高い山である。富士山は周辺に張り合う山が無いせいか、強烈な存在感を誇示しているのに対して、こちらは随分と地味な印象を受ける。それでも3000mを越えるとなれば、やっぱり高くて目立つものである。
japan_ss002.png

架空創造地図描画日記2019[No.6396]

 画像の領域に火山は見当たらない。噴火口が無いので、中心が最も標高が高くなるのが普通である。山の形状は、火山灰が堆積しないので、滑らかな曲線をなしていない。谷がV字に削られて複雑なジグザグ状になるのが特徴である。
 一般的に山地と称される場所の地形は、このような形状が延々と続いている。この辺りは特に標高が高いとはいえ、1000m前後でも同様である。よって、架空で山地を描画するならば、アバウトにジグザグに線を引いていくだけで、実物に近いものになるのである。
 ここでの傾斜は、200m程度で100m上昇といったところが目立つようなので、若干緩い印象を受ける。先の富士山頂付近の45度に近い傾斜はいくらでも見られるし、逆にもう少し緩い傾斜も普通に見られる。その辺の描画は周囲との兼ね合いで調整すればよいだろう。

架空創造地図描画日記2019[No.6397]

 先の画像では、等高線がさほどジグザグでなく、まっすぐ平行に近い形状の場所も見受けられる。現実にそういう場所があるならば、わざわざジグザグに曲げることも無いかもしれない。だが、試作段階で何度も失敗した教訓から、意図的に曲げないと後で苦労する。その理由は、標高が急激に上がってしまうからである。この場所が2000m以上の高峰なのでこれでよいだろうが、実際このような地形はあまり多くない。
 南アルプスを南下して、1000m未満まで下がった地形がこちらの画像である。同じ面積でどちらを向いても山ばかりであろうが、標高差が小さいせいで、こうも変わるものである。広い面積で標高の上昇を抑えつつ、山地を形成するには、このような地形に従えばよい。
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架空創造地図描画日記2019[No.6398]

 植草・形県境の江根山地は火山がいくつも連なる。そのような場所が無いものかと探したところ、参考になったのが次の画像である。信越国境にまたがる場所で、妙高火山群と称される火山地帯である。北から妙高・黒姫・飯縄と連射式砲台のように並んでいる。長い間噴火は休止しているが、山は円形でその周囲は堆積物によるなだらかな高原となっている。
 結局のところ、険しい山地の中に火山を設定するには、噴火した後で火山灰がどのように積もるかを想定した地形を設定すればよいのではないか…。その理屈に従うならば、どこにどれだけ火山を設定しても描画できそうである。そしてまた一つ得られた教訓は「高原のある場所に火山あり」…か!?
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ごとりん

  • 著者:ごとりん
  •  架空創造地図及び国家の普及を目指して、日々の生活で戦闘を続ける貧乏クリエーター。このブログの毎日更新が途切れない限り、無事に生存しているものと関知して下さい。
Simulation Country GAPAN 月本國


現代和風RPG「月影の駅」Ver2
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「Made in GAPAN 歩 ~Ayumu~」
 2D-RPG向け歩行グラフィック合成ソフト。当局開発の32規格8方向部品セット他、一般的な部品セットも利用可能。各使用環境に合わせた既存素材の組み直しや、顔グラ等の合成もOK。
(上記の管理人画像はこれで合成したものです。)

 「月本國」では、2D-RPG向け現代和風素材の無償配布の他、開国(平成13年12月16日)~平成17年2月28日までの過去ログ「旧月本国政府広報」を扱っています。
 又、連載物「RPG制作雑記」「徒然なる200x裏技集」(↓のカテゴリーで★が付いているもの)等のwardファイル版過去ログを扱っています。このblogの過去ログが読みにくい場合は是非御利用下さい。
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